社員ブログ

2021.11.01

メキシコの死者の日のお祭り

メキシコには、11月1日と2日が死者の日と呼ばれる祝日があります。

それはメキシコに関する世界で一番人気な祭りかもしれません。
日本と似たような思想ですが、メキシコ人は死者が大切な人と一緒に過ごすため、地球に戻るのを信じています。
日本のお盆に似ていますね。
メキシコの死者の日はすごくにぎやかでカラフルなお祭りです。
たくさんことを行うので、全部を紹介できません。
少しだけ紹介します。

最初は「オフレンダ」という祭壇です。
家や学校や会社の中に死者を思い出のためオフレンダを作ります。
オフレンダにはテーブルの上に、死者を呼ぶため、
その人の写真や好きな食べ物と好きな物を置いて、
マリーゴールドの花と花びら、塩、額に名前が書かれている砂糖で作った頭骨を、
紙吹雪のような紙で飾って、お祈りします。
オフレンダは一人一人の死者のために作る必要はありません。
たくさん死者が集まるようであればオフレンダは凝っていて、すごく魅力的になります。

 

次は墓場について。
死者は自分の墓を通して来世から地球に戻りますので、生者は墓場に迎えに行かなければなりません。
墓の周りと上にマリーゴールドの花と花びらも散らせます。
また、死者が好きな食べ物を持って行って、死者を待っている間に、
家族と一緒に食べたり、マリアチと歌を歌ったり、死者に関する話をいっぱいします。
骸骨に扮した人がたくさんいます。
本当にとても楽しいお祭りです。

  

何故マリーゴールドの花がそんなに大切なのかと言うと、昔々のメキシコ人は、
その花が太陽の力を集められるので、マリーゴールドの花が死者に戻る道を示すことができると信じていました。
今まで、死者の日のためだけに、何百万ものマリーゴールドがメキシコで栽培されています。
紙吹雪のような紙は「パペル・ピカド」と呼ばれ、スペイン語で「穴を開けられた紙」という意味の、メキシコ流の切り絵のことです。
死者の日の時にいろいろな場所で見られます。

 

ガイコツをモチーフに色々なおみやげも売られています。
ガイコツの人形や、ガイコツの絵のTシャツ、そしてお菓子などがあります。

5年前、007 スペクターの映画を撮影するため、死者の日のパレードのふりをしました。
すごく人気になったので、4年前からものすごくパレードを行っています。
巨大骸骨を見られるし、カラフルなメキシコの伝統彫刻「アレブリヘ」も見られるし、
いろいろな律動の音楽も聞かれるし、すごく面白いと思います。

 

今回はここまで紹介します。
また興味があれば、聞いてみてください。

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