ばね教室
ばね指数とは
ばね指数について
ばね指数とは、
- ばねの加工性
- ばねの寿命(局部応力)
- ばねが自立するか
等、ばねを設計する中でとても重要な値となります。
ばね指数が小さいと「カチカチ」、大きいと「ふわふわ」なばねになります。一般的には、ばね指数が4~22倍(冷間加工の場合)の範囲で設定することが望ましいです。
弊社では、ばね指数4倍以下、22倍以上でも加工を行っております。加工の可否につきましてはお気軽にお問合せ下さい。
▼ ばね指数の求め方
コイルの中心径÷線径=ばね指数
▼ ばね指数による「ばね」の違い
ばね指数が小さい場合 | ばね指数が大きい場合 |
---|---|
【ばね指数2.75倍】 |
【ばね指数36.5倍】 |
加工が困難となる | 加工が困難となる |
局部応力で折損し易い | ばねの絡みが発生し易い |
ばねが自立しない(倒れ易い) | 変形し易い |
ばね定数が高くなる場合が多い | コイル径のバラつきが大きくなる |
専用機が必要な場合もある | ばね定数が低くなりやすい |
※指数とは変動する代償の関係を数値で表したもの
例)物価指数、経済指数、統計指数等