製品案内

引張りコイルばね


引張りコイルばね

理研発条工業は様々な形状が製作可能です!

引張コイルばねの仕様を満足させる、
組立性向上のために用途に合わせ
フックの形状を検討致します。
(丸フック、逆丸フック、Uフック、半丸フック等)


引張りコイルばねとは?

圧縮コイルばねとは逆に、引張荷重を受ける用途に用いられるばねです。

引張りコイルばねは、初張力を有効に利用して、
スペースを小さくするために一般的には密着的にされることが多いです。

フックの形状は取り付けられる相手部品に合わせて決定しますが、
かなり小さなRで曲げ加工される場合が多いため、応力集中による折損が考えられ注意が必要です。

【引張りコイルばねの設計ソフト】は問い合わせフォーム、又はメールにてご連絡下さい。
メールにて配信させて頂いております。

引張りコイルばねの技術資料


 ▼ 1.ばねに発生する応力


※ばねを圧縮させることにより、素線がねじられます。

  1. 引っ掛けられたフックの動きが制限された時、引っ掛けた相手物がフックの開く方向に回転するような時に、矢印の箇所で折損する危険があります。
  2. この応力で、ボディ部が折損する事故は少ないです。
  3. 設計時の応力が高い場合、動荷重によって使用時に折損する危険があります。

*高応力の場合はご相談ください。



 ▼ 2.初張力とは

素線が重なり合うような位置関係でコイリングを行うと、
Aの位置からBの位置にズレながら連続してボディ部が成形されます。

素線はAからBにズレる事によって捻られ、内部に捻り応力が発生します。これが初張力です。

初張力の方向は左図の方向に働き、その大きさは捻り応力の量、
つまりAからBに捻られた水平距離の量によって変化します。


 
▼ 3.フック形状の参考


コストの安いランクを「A」、高いランクを「C」、中間を「B」とすると次の表のようになります。

A2.3
B5
C1・4・6・7